とりてんブログ

スタートアップで経営企画として事業提携などを担当しています。自分が読んで気に入った本・漫画の共有や国内スタートアップの分析、投資に関して書いていきたいと思います。

NetflixとかHuluの金額を比較して見たよ

これはなんの記事か

前回サブスクリプション系のサービス費用が家計に占める割合を確認したので、次はそもそものサブスクリプション系サービスの金額について調べてみました。

 

toriten.hateblo.jp

去年の夏にNetflixの値上げが話題になってましたが、そもそもいくらなのか、どれくらいの会員規模なのか、コンテンツはどれくらいあるのか、など自分でも数字感が全くなかったので、ちょうど良い機会だなと思ったのがきっかけです。

japanese.engadget.com

調べた結果

綺麗な表ではないですが、ざっと調べられた情報は下の通りでした。

f:id:toritenxx:20190205150343p:plain

自分はこのうち、HuluとAmazonプライム(海外)を除くサービスに登録しています。

Huluは登録していたんですが、Netflixが出たタイミングで解約。Daznも去年の12月に解約。

こうみるとNetflixのコンテンツ数が結構少ないことに驚きました。ただNetflixの場合、コンテンツの量ではなく、そのコンテンツの質で勝負だと思うので、量はあまり重要ではないのかなと。

自分も通勤時間とかに結構みていて「テラスハウスシリーズ」は毎週欠かさずチェックしてます。

あとはAmazonプライムの国内と海外の値段の違い。これは自分なりの仮説ですが、海外の場合、Prime Nowなどのように日本ではあまり浸透していないPrime会員向けのサービスが、海外の場合、圧倒的にバリューがあって、その需要のバランスからこの高価格でも十分にやっていけるのかなと。日本では別にPrime Nowではなくても、色々なものが手に入りやすいので。

 

DAZNJリーグ、バスケなど見ていたんですが、いつまでたってもダウンロード機能の導入がされていないことから解約になりました。

japan.cnet.com

18年中には実装されると思ったんだけど。。。

こうして見てみると、あたりまでですが、コンテンツ数や会員数に相関関係を有して金額が決まっているのではなく、それぞれのサービスの戦略ありきで決まっているのが明示的にわかったかなと。

とくにAmazonプライムは、Primeビデオやミュージックなど複数のサービスも含まれているので、それなりの金額でもユーザーは躊躇せずに加入していますね。

Netflixは、オリジナルコンテンツのために結構なコストを投下しているので、それを反映した値上げなんじゃないかなと。

ちなみにNetflixはサービスだけでなく、会社としてもかなり面白くて、人事戦略を書いたこの本はかなりおすすめです。

NETFLIXの最強人事戦略 自由と責任の文化を築く

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Huluについて

Huluは日本テレビが2014年に買収されているけど、2016年以降会員登録数の伸びが低調な印象です。これはNetflixと違ってオリジナルコンテンツが少ないことなどが原因なのかなーと。これはまた今度詳しく調べてみようかなと思います。

でHuluは今後、Netflixと違って値下げを行うといいのではないかなーと勝手に思っています。

正直AmazonプライムNetflix、Huluなど事業者が多い、かつ、ウイナーテイクスオールなビジネスでもないので、他のサービスを利用している人が、気軽に登録できるような価格帯であれば、もっと会員数伸びるんではないかなと考えています。